幼稚園児から小学生、さらに中学生とたくさんの子供たちと接していると、必然的にその親御さんと接する機会も増えます。
いろんな年代のいろんな子供たちにサッカーを教え、さらに私は作文教室で作文も教えていますが、そうした経験の中で感じるのは、選手はコーチの鏡。子供は親の鏡、ということです。
たくさんの子供たちに接していると、もちろんさまざまな子がいますから、どういう家庭環境で生活しているんだろうな、と思うことがあります。
そして親御さんと接した際に、あぁなるほどと納得すること多々です。
サッカーでもそうです。
コーチの立ち居振る舞いを見ていれば、おおよそのそのチームの様子は分かります。
そしてその逆も真なりで、選手の行動を見たり試合を見ていると、どんなコーチかおおよそ分かりますし、どんな練習をしているのかも大体分かります。
ですから私は常に、目の前の選手の言動に気を付けています。
練習中の態度、プレー内容はそのまま、自分のコーチングだったり言動だったりに直結しているはず。
そう思うと、気が抜けません。
スポーツはルールがあって初めて成り立つもの。
そして普段の生活でも、守るべきモラルはある。
そうしたことをしっかりと守った上でのびのびと過ごしてほしい。
サッカーコーチをして子供たちに指導するようになってから、たとえ真夜中のクルマが通らない交差点でも、目の前の信号が赤だと渡れなくなりました(苦笑)。
ルールに例外はありません。それを選手に求めるのであれば、自分自身が守れる人でいなければならない。
それは子育てでもまったく同じだと思います。
私には上が中学1年生と、下が小学4年生の二人の娘がいます。
まだ成人していませんから、果たして私と妻の子育てによって彼女たちがどんな大人になっていくのか、その答えは未だ見えていません。
ですからそんなに偉そうなことは言えませんしまた言うつもりもありませんが、少なくとも子供には正面から向き合い、自分の生き方をうまくいくことも失敗も含め、例外もなく包み隠さず見せながら共に成長していきたいと考えています。
常に自分の中に忘れずに置いてある言葉。
「子供は親の鏡。選手はコーチの鏡」
これ、本当ですよ。