先日の試合の応援に来ていただいた皆さん、ありがとうございます!
このホームページでは、育成年代のサッカー指導に関して、さらには練習方法、子供の生活面でのサポートなどに関して考えています。
そして育成世代の試合に関しては、応援方法があるのをご存知ですか?
サッカーは状況が常に変わります。
同じような状況は起こりますが、まったく同じ状況というのはありません。
そうした状況が流れていく中で選手に求められるのは、瞬時の判断力。
周囲の状況、自分のいる場所、相手、味方の選手の配置、そしてボールの位置。
それらを常に確認し、分析、判断、実行をしていかなければなりません。
野球のように1球1球、監督から指示を仰いでいては間に合いません。
『自分で判断』する習慣づけが、サッカーでは非常に重要となります。
自分で判断する、つまり『常に自分で考える』習慣付けをするには、この育成年代でしっかりやることが、その後の彼らの大きな成長につながります。
ピッチサイドで試合中にコーチングする私たちコーチの声がけに、
「もっと具体的な指示を出してあげればいいのに」
そう思った親御さんも、いらっしゃったかもしれませんね。
「コーチが言わないなら自分が言う」
と、
「右へ動け」
「次は左だ」
「シュート!」
日曜日も、大きな声が親御さんの間から出ていました。
ですが、ちょっと待ってください。
育成年代で大切なことは、『常に自分で考える』習慣付けと、先ほど説明しました。
「右へ動け」
「左へパス」
「シュート!」
周りがそういう声がけをすると、子供たちはどんな行動をとるでしょうか?
大好きなパパ、ママの声ですから、そのとおりにするかもしれませんね。
でもそれは、育成年代において大切な「自分で考える習慣付け」につながるでしょうか。
つながらないと考えるので、私たちコーチは、その瞬間、瞬間にグッとこらえ、彼らの選択するプレーを見ているのです。
そしてプレーした後に、そのプレーはどういう判断によるものだったのか、声をかけて確認しているのです。
いいチームというのは、試合の応援を見ているとわかります。
チームがどんなコンセプトで指導しているのか。
そして親御さんがチームに対してどんな理解をし、サポートしようとしているのか。
それは試合という、ストレスのかかる状況で明確に出ます。
ぜひお子さんの成長につながるいい応援をしていただき、彼らの成長をサポートしていただきたいと思います。
そうして我々コーチは、グッと我慢のときを過ごすのです(笑)。
どなたですか? 大きな声の川上コーチはあれでも抑えてるんですか?! って言ったのは。
実はあれでも、そーとー我慢してるんですよ。本当に、そーとーです(笑)。