昨日はコーチノートについて書いた。
早速、読んだ方から「コーチノートを作ってほしい」というリクエストとをいただいた。たしかに、基本的なフォーマットを作り、それを基本として日々のトレーニングメニューを考えられるようなノートがあると、いろんなことが考えやすいかもしれない。その件に関しては考えてみます!というわけで今日はその第二段。選手が書く、サッカーノートについて考えてみたい。
「サッカーノートを書きなさい」と選手にアドバイスするコーチは多いのではないだろうか?
たしかにサッカーノートを書く意義は大きいと思う。ただ、選手に『正しく』サッカーノートを書くという指導をしているかどうかとなると、元気のなくなるコーチが多くなるのではないだろうか(苦笑)。
私はたまたまスポーツライターという仕事もしているので、「書く」という作業に関して苦手意識はない。論理的思考をしてもらいたいと、指導するチームの選手対象に「作文教室」を行ってきたくらいなので、書くことに対するコーチングも、どちらかというと得意だ。
しかし世の中を見回してみると、大人の中にも「文章を書く」ことが苦手という人が実に多い。なので、選手に「サッカーノートを書いた方がいい」と言いながら、選手のサッカーノートを積極的に添削したり、アドバイスしたりという作業までしている人は少ないのではないだろうか。
おそらく昨日の「コーチングノート」に関しても、そのメリットは理解いただけたと思うが、では何を書けば良いの?というところで二の足を踏んでしまう人が多いのではないだろうか。
サッカーノートも、コーチングノートも、キーワードはただ一つ。
「なぜ?」だ。
うまく練習がいかなかった。キックが正確にできなかった。トラップがうまくいかなかった。パスのあとにボールをもう一度もらおうと思ったけどうまくいかなかった。
ほとんどの選手が、その「うまくいかなかった」という現象を書いただけで、サッカーノートを終わらせてしまう。でも、我々サッカーコーチがほしいのは、失敗した原因と、それに対する対策だ。つまり、書いたその後がほしいのだ。
私がサッカーノートに添削する場合、99.9%が、そうしたうまくいかなかった減少を書いて終わりになってしまっているので、そこに「もっと図に書いた入りして具体的にどうしてうまくいかなかったのか、考えてみよう。そして、次はどうしたらいいのか、それも書いた図から考え、ノートに書いてみよう」と書く。
そしてサッカーノートの最初のページに私はコピーしたこれを貼るよう、選手に渡す。
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・練習時には必ずサッカーノートを持参する
・練習前に必ずサッカーノートを見て、自分の課題を確認する
・練習後にはすべての練習メニューを書き
- 練習のテーマ
- 自分ができたこと、できた理由
- できなかったこと、できなかった理由
を理由を具体的に書く
・それぞれをできるだけ具体的に、図にして記録しておく
明確な目標を持ち、何も考えずに練習に参加しない
・練習時には必ずサッカーノートを持参する
・練習前に必ずサッカーノートを見て、自分の課題を確認する
・練習後にはすべての練習メニューを書き
- 練習のテーマ
- 自分ができたこと、できた理由
- できなかったこと、できなかった理由
を理由を具体的に書く
・それぞれをできるだけ具体的に、図にして記録しておく
明確な目標を持ち、何も考えずに練習に参加しない
・練習時には必ずサッカーノートを持参する
・練習前に必ずサッカーノートを見て、自分の課題を確認する
・練習後にはすべての練習メニューを書き
- 練習のテーマ
- 自分ができたこと、できた理由
- できなかったこと、できなかった理由
を理由を具体的に書く
・それぞれをできるだけ具体的に、図にして記録しておく
明確な目標を持ち、何も考えずに練習に参加しない
___
練習前に毎回必ず、サッカーノートの最初のページを見るように、選手には口酸っぱく言う。
考える。それがなによりも上達の秘訣だと、私は認識している。