仕事やらなにやらでバタバタしているうちに、すっかり更新が滞ってしまいました。
気にはなっていたのですが、お約束して未だ掲載できていない、ポゼッションサッカーのための練習その1の中で書いた、ボールホルダーに対してのサポートのポジショニング、距離の意識付けのための練習を紹介します。
この練習は四人一組で行います。
図1
縦に図1のように並び、黒丸がディフェンス、その他の三人でパスを回します。
中央の選手Aは、ディフェンスが背中にマークで付いているので、ボールを受けても簡単にターンできません。
そこで、前を向いている選手Bがサポートに入り、ボールを受けたらそのままダイレクトで選手Cにパスをします。
基本的な動きはこれだけです。
ですが、黙ってトレーニングをスタートさせると、両サイドのB、Cがフラフラと選手Aに寄っていき、その結果としてパスをもらっても窮屈にトラップしてしまうのではないでしょうか。
両サイドの選手B、Cそれぞれが余裕を持ってプレーするためには、Aから距離を保つことが大事です。
さらに、ボールを出した後にサポートの位置に入るわけですが、中央のAとディフェンスの正面(図1)のような位置でボールを受けても、ダイレクトで選手Cには蹴れませんよね。
ダイレクトで選手Cに蹴ろうとすれば、図2の位置に自然となるはずです。
図2
図3のように、中央の選手とサポートに入る選手の距離、角度が非常に重要になります。
図3
中央に入るディフェンスの選手は、選手Aがターンしないようにマークし、さらにパスが近ければクリアします。
最初はルーズなマークで構いませんが、ある程度、しっかりとサポートの意識が出てきたらタイトなマークをします。
タイトなマークになればなるほど、両サイドの選手は距離を取った方が楽にプレーできることが理解できるはずです。
この練習をして、サポートの距離、角度をイメージ付けさせてから再び、この練習をしてみてください。
かなり楽にボールが回るようになるはずです。