2月27日から始めた作文教室。皆さんのおかげで、丸2ヶ月無事に続けてきています。
参加してくれている子供たちの親御さんから、他の塾などは行きたいと自分から言ったことがないのに、作文教室だけは自分から行きたいと言い出したとか、塾は楽しそうじゃないのに作文教室は毎週楽しみにしているといった、嬉しい言葉もいただいています。
まぁこの点に関して自分自身、ちょっとずるいということは認識してます。
何しろ私は子供たちとサッカーを通じて知り合ったわけで、彼らが大好きなサッカーを教えてくれる人なわけですから、勉強を教えてくれる塾の先生とは、そもそも親しみの度合いが違いますよね。
この作文教室を通じて私が子供たちに身に付けてほしいと考えていることの第一は「論理的思考力」、これに尽きます。
サッカーコーチをしている中で痛感するのが、この「論理的思考力」の無さです。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、現在私は公立中学でサッカー部の外部指導員として活動し、中学生にサッカーを指導しています。
残念ながら中学生でも、論理的に考える、という力は非常に弱いのです。
これはひとえに、そうしたトレーニングをしていないから。
今の教育は、唯一つの答え、例えば1+1なら2という唯一の答えを導くことに主眼を置いています。
でも実際に社会に出ると、答えがたった一つしなかないことなどほとんどありません。
作文教室で子供たちが最初に戸惑うのが、この「答えはたった一つじゃない」ということであり、自分なりに考えなければならない「論理的思考」です。
ところが、初日の作文教室参加の中で、子供は成長し、幼いなりにも「考え、自分なりの答えを出す」ということができるようになります。
ですから私は、どうやって考えたらいいのか、そして答えは一つじゃないんだ、ということだけをアドバイスします。
多少、文法上の誤りがあっても細かいことは気にしない。
とにかくどんどん、自分が考えたことを表現してみる。そしてそのための方法を練習してみる。
これが私の主催している作文教室です。