FC岐阜・大木武監督のインタビューから考える日本人ならではの武器

昨日のメルマガで、日本人は悲観しすぎではないか、という話を書いた。そして、もっと誇りにすべき特徴もある、ということも併せて紹介した。今日はそのことについて考えてみたいと思う。

 

月曜から金曜日まで毎日放送されているスポーツ専門放送局「J SPORTS」のサッカートーク番組「foot」。日替わりで様々なゲストが登場し、様々な角度からサッカーが語らえるので、私のお気に入りの番組の一つだ。

 

そんな「foot」水曜日(2017年3月29日放送分)で、FC岐阜の大木武監督インタビューがあった。その中で大木監督が、同チームに所属するスペイン人シシーニョに関して語っている部分で、興味深い部分があった。

 

「ボール回しの練習の中で、パスミスした選手はディフェンスに回るのだけれど、彼は自分のパスが悪くてボールを受けた方がミスをすると、自分が悪いからとディフェンスに入る。それはとっても日本人的で謙虚。そういう気持ちで試合をする。これは今後、日本が世界に打って出ていくには、そういうところが重要になってくるんじゃないかと思う」と言っていた。

 

サッカーはチームスポーツだ。以前、なでしこジャパンで10番をつけてた絶対的エース澤穂希さんが、サッカーの魅力についてこんなことを語っていた。

 

「自分がミスしても仲間が助けてくれる。だから、仲間がミスをしたら自分がサポートする。サッカーのそういうところが自分は好き」

 

と。

 

足でやるスポーツだから、手でプレイするような高い精度のパスが毎回来るわけではない。多少ずれても、自分の技術で何とかする。その分、自分のずれも仲間がカバーしてくれる。そこで文句を言うのではなく、そうやって謙虚にお互いを気遣い、助け合うことができれば、チームとして大きな力を発揮することができるのではないか。

 

恐らく大木監督はそう言いたかったんだと思う。

 

ここで重要なのは、そう感じた指導者は、それを選手にどんどん言葉にして発信していくということだ。

 

情報は発信しなければ、どんなに素晴らしいものだとしても伝わらない。技術ももちろん大事だが、もっとも指導者が大切にしなければならないのは、選手のマインドの部分。戦う気持ち、お互いを気遣う気持ち。サッカー選手以前に、一人の人間として、人々からリスペクトされるような存在であるべきだ。

 

選手が自分で気付き、そうなってくれればベストだが、プレーしている選手は目の前のを考えるだけで精いっぱい。全体を見るような考えは、やはりそこを見ることができる指導者が導いてあげるべきだろう。

 

日本人の特質を最大限に発揮したサッカー。それが正に、目指すべきjapanese wayではないだろうか。

 

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