多くの子供たちに役に立てることは、私として何よりの喜びですから、とても嬉しく思います。
昨日新たに参加してくれた小学6年生の男子は、お母さん、妹さんが見学で一緒に来てくださいました。
教材の話になった際、このサイトをご覧になり、テキストで使用している本を購入されたとのこと。
使用しているテキストの一つ:イラスト版ロジカル・コミュニケーション―子どもとマスターする50の考える技術・話す技術
三森 ゆりか著
お子さんの教育に対して高い情熱を感じました。
親御さんが、お子さんへの作文制作に対してアドバイスできるのであれば、ご家庭で作文教室を行うのが理想だと私は思います。
ですが現実問題、昨日、お話したお母様も仰ってましたが、現実的に親御さんが作文の指導をするのは難しいでしょう。
学校の先生でも、文章を書くということを積極的にされている方でなければ難しいのではないでしょうか。
子供たちに学校での作文の授業の話を聞いても、具体的な書き方についてのレクチャーはないようです。
昨日のお母様には
「表現が幼いが大丈夫か?」
「てにをは、言葉の選び方など間違うことが多いが大丈夫か?」
という質問をいただきました。
私は作文を子供たちに書いてもらう際、基本的に「てにをは」などの細かい部分はあまり指摘しません。
そうした細かい部分に気を遣って萎縮してしまうより、まずはのびのびと自分の考えることを書いてみる。
そうしてたくさん書いてみて、書く楽しさ、表現することの面白さを味わうことができるようになれば、文章の細かい部分には自然と気にするようになります。
そのレベルになれば、他の人の文章も気になるようになるし、本も読むようになってきます。
たくさんの文章に触れるようになれば、言葉の選び方、使い方も自然と気にするようになるし、洗練されていきます。
文章を書くということは、自分を表現する一つの道具です。
道具の使い方が上手になるためには、習うより慣れろ。
これは鉄則です。
ですから、慣れるためにたくさん書く。
たくさん書くためには、細かいことは気にせずに、とにかく書いてみる。
書くという作業をするためには、お友達とワイワイガヤガヤ、楽しい雰囲気の中でやってみる。
「すごいね。上手じゃない!」
「うんうん、すごくいい!」
そんな言葉に子供たちはモチベーションを高め、自分は作文を書くのが得意という気持ちになり、積極的に文章を書くということにチャレンジする。
それが、私の主宰する作文教室です。
川上滋人