親御さんの「子供が冒す失敗」との付き合い方

つまり大多数の父兄は、いかに失敗せず、成功できるかを強く希望されているそうです。
その気持ちも分からないではありませんが、では実際に成人として自分たちが社会生活を営む中で、失敗しないことってあるでしょうか?

大なり小なり、失敗することはありますよね。
それはもちろん、わたしだって失敗することは多々、あります(笑)。

そこで大切なのは、そもそも失敗しそうな気配を察知してそれを極力避けるための努力であり、もし失敗してしまったとしても、それをなんとかリカバリーし、次には同じミスをしないように心がけることであるはずです。

ですが大多数の父兄は、幼児期から幼稚園、さらに小学校と、失敗しないように「そうじゃなくてこうでしょ」と先回りして大人がやってしまったり、そもそも子供に自ら選択をさせなかったりする。
幼児期や小学生あたりなら、それほど大きな失敗をすることなく過ごすことはできるでしょう。
でも高校生、大学生、さらに社会人となってから失敗すること、挫折すること無しに生きていくことは難しい。

ところが、失敗したり挫折したりということを経験していないから、子供はパニックになってしまいます。

ですから、子供の成長期にはたくさん失敗を経験し、決して失敗することは恥ずかしいことではないということを学んでおく必要があります。
でも子供が失敗してうまくいかないことに直面するのは、親が子育てに失敗したからではないか?!
そう心配するお母さん方がいらっしゃるかもしれませんね。

でも、親が失敗したときこそ、失敗に立ち向かう姿を見せる絶好のチャンス。
「お母さん、失敗しちゃったよ。どう修正しようかな?」
と笑顔で、親でも失敗をすることを教え、さらには明るく立ち向かう姿を見せるのです。

失敗したら、親が一緒にどうしたら失敗しないように考えてみる。
そうした繰り返しが、失敗を恐れずにチャレンジするタフな子供にするのです。

今回のテーマを書くに当たって参考にした本

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